早春は待ち遠しかった花の季節です。それは同時に花粉症の季節でもあります。スギ、ソテツなどの裸子植物は雄花と雌花が別になっており、雄花の花粉を遠く離れた雌花に届けるのに風を使います。このような花を風媒花と言います。一つ一つの花粉が雌花にたどりつく確率はとても低いので、大量の花粉をばらまく必要があるのです。大抵の風媒花は木々の葉が茂る前の4月末までに咲きます。被子植物の中にも風媒花があります。春、木々が葉を出す前に咲くシラカンバ、クヌギなどがそうです。風媒花は虫に目立つ必要がないので色も形も大変地味で、もし、花粉症がなければ人に無視されてしまいそうです。